導入事例 CASE STUDY

2021/8/25 (Wed)

大規模データを取り扱う業務システムの性能試験を自動化

アジャイル開発
JMeter 性能を作り込む 性能試験 自動化

事例概要

大規模データを取り扱う性能試験にて、実行結果をより早く、より簡単に分析する、レポーティングの自動化を実現しました
お客様の会社では、大規模データを取り扱う業務システムのWebアプリケーション製品を開発されております。
お客様は、性能試験を繰り返しながら製品の性能向上を早く進めるための手法を模索しておりました。

お客様の性能試験をより効率良く進めるために、JMeterを使った性能試験の実行から試験結果のレポーティングまでを自動化するアプリケーションを作りました。

そして、性能試験の迅速な繰り返し実行が可能となり、お客様の製品の性能向上に大きく寄与しました。

課題と効果

導入前の
課題1
性能試験を繰り返し実行したい。
導入後の
効果1
JMeter使って性能試験の実行を自動化しました。
導入前の
課題2
性能試験の結果から改善ポイントを早く簡単に分析したい。
導入後の
効果2
JMeterのログからレポートの作成までをアプリケーションを作って自動化しました。

導入の決め手

性能試験の実行からレポーティングまでを完全自動化が高く評価されました
JMeterを使った性能試験の自動化までは一般的ですが、JMeterの試験結果をレポーティングするためのレポートを作り、 性能試験の結果を解析し、改善ポイントの結果を報告するまで、非常に手間と時間が掛かります。

真の意味で性能試験を自動化するには、性能試験結果から問題点の可視化までを自動化する必要がありました。

そこで、JMeterの試験結果のレポーティングを人が理解できるかたちでログの解析をし、 性能の改善ポイントを指し示すレポーティングをJMeterのログから自動的に生成するアプリケーションを作り、 性能試験の実行からレポーティングまでを完全自動化を実現しました。

製品の性能向上をするための繰り返しを前提とした性能試験提案がお客様の課題と合致したことが、高く評価されました。 JMeter挿絵.png

担当の想い

実行結果を分かり易く見せるための工夫を意識しました
自分たちが開発したアプリケーションの性能試験を行ったことは何度もありましたが、性能試験だけを請け負って行うのは、この案件が初めてでした。

当初はアプリケーションの性能が良くなかったため、上記のPDCAサイクルを何度も回すことになったのですが、 試験結果の分析とレポーティングに多くの時間を取られていました。
短い間隔でPDCAサイクルを回したいというお客様の要望もあり、レポーティングまでの自動化に取り組んだのですが、 改善ポイントを分かり易く見せるという部分に非常に苦労しました。

ただ、自動化のおかげで短い間隔でPDCAサイクルを回すことが出来るようになり、 お客様から良い評価をいただきました。
今後もお客様のビジネスに貢献し、良い評価をいただけるように頑張っていきたいと思います。