⌚ 2021/12/27 (Mon) 🔄 2024/3/20 (Wed)
写真から3Dモデルを作成する技術
はじめに
私が、最近動画サイトにてエジプトの遺跡発掘の物語を見ていた時に詳しく知った技術をご紹介します。
フォトグラメトリをご存じでしょうか?
複数枚の写真をコンピュータにて処理して3Dモデルを作り上げるものです。
手で触れるだけですぐ壊れてしまうような物体(動画内ではミイラや装飾品など)や地形調査などをデジタル情報として保存する目的で使用します。いろいろな角度から対象物が見られたり、正確な長さを測ったりなど、より詳細な分析に活用されています。
フォトグラメトリの歴史
最新の技術かと思いきや意外にも歴史は古いのです。
19世紀半ばくらいに写真測量法という分析手法が確立されました。写真に写っている2点間の距離など基準となるものの長さがわかれば逆算して他に写っている物体の大きさなどが割り出せるというものです。
近年のコンピュータの性能向上やカメラの技術が発達し、詳細な3Dモデルが作れるようになり、注目を集め始めました。
フォトグラメトリの個人利用
発掘現場や地質調査などで使われるフォトグラメトリという技術ですが、個人での利用は可能なのでしょうか。
結論から言いますと可能です。
市販のフォトグラメトリ用のソフトウェアは複数あるようです。価格に関してはセール時などにより変動します。月額制のものだと数千円、買い切りだと1万円台のものなどあるようです。
もちろん学術的な調査にはもう少し高度なソフトウェアを使うはずなので比例して値段も上がると思います。
ただ、個人利用の範疇であれば決して手の届かないものではないことがわかります。
フォトグラメトリを使用する上で必要なものとしては下記の3点です。
・フォトグラメトリ用のソフトウェア
・パソコン(3Dを扱うので性能が良い方がおすすめ)
・カメラ(こちらもできれば高性能なものがよい。スマートフォンでも可)
まとめ
簡単にではありますが、フォトグラメトリについてご紹介しました。
古代エジプトの方々の技術力もさることながら我々現代人のコンピュータを使った技術もすごいものだと思いました。
興味があるので個人的には今後使用してみたい技術です。皆さんはいかがでしょうか?