⌚ 2020/4/20 (Mon) 🔄 2024/3/20 (Wed)
IoT(Internet of toilet)のはなし②
「トイレの個室空き状況確認システム」の仕組みにBeaconが利用されている事は、
前回の記事でお話ししましたが、今回は、なぜこのシステムをBeaconで実装したのかを
考察してみたいと思います。まず、Beaconの仕組みとして、下図のようになります。
必要となる機器は個室の数量に応じたBeacon端末と
トイレ1つに対して1つのゲートウェイ機器となります。
例えば、「トイレの個室空き状況確認システム」を実現するためには、
その他の様々な技術での実現可能ですが、おそらくBeaconで実装することが
圧倒的にコストパフォーマンスとして高くなると言えます。
その理由、として
・端末が安い...高いものでも1万円未満
・設置が簡単...ドアに取り付けるだけ、配線などは無用
・電池で稼働...市販の電池で1年以上稼働する
「導入コスト」「運用コスト」の両面において他の方法より優れていると言えます。
これで「トイレの個室空き状況確認システム」の仕組みはわかりましたが、
このシステムは、ユーザーにとって便利なサービスだけではございません。
次回は運営側のメリットについて考えてみたいと思います。