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AWS認定資格に合格するためにやったこと

AWS認定資格に合格するためにやったこと
資格試験

◆はじめに

2020年7月にAWS認定資格の学習を始めてから、
2020年12月現在で以下の5区分の資格を取得しました。
・クラウドプラクティショナー、アソシエイト3区分、セキュリティ-専門知識

これからAWS認定資格にチャレンジする人向けに、私が行った学習方法を紹介します。

◆きっかけ

最近、AWSでシステム構築するプロジェクトの話をよく耳にするようになり
興味を持っていたところ、そのようなプロジェクトに参画することになり、
この機会にAWSの知識を身に付けたいと思いました。

まずはクラウドの基礎知識をしっかり学ぶことが大事と考え、入門資格である
クラウドプラクティショナーの学習を始めました。

◆経歴

・エンジニア歴は二十数年。
 様々なプロジェクトで主にJavaのWEBアプリケーション開発を実施。

・AWS含むクラウドやインフラ構築などの実践経験はなし。
 (ネットワーク関連の本は読んでいるので、知識だけは多少あり)

◆受験履歴

    ①クラウドプラクティショナー 2020年7月18日 949点
    ②ソリューションアーキテクト - アソシエイト 2020年8月28日 798点
    ③SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト 2018年9月25日 886点
    ④デベロッパー - アソシエイト 2020年10月3日 851点
    ⑤セキュリティ - 専門知識 2020年11月28日 846点
    ※全区分とも1000点満点、合格ラインは①~④が720点、⑤が750

◆学習方法

    1.参考書を読む
    区分ごとに、以下の参考書を購入しました。
    (本を持ち歩きたくないので、すべてKindle版です)

    ①AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
    ②AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
    ③AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、
     SysOpsアドミニストレーター~
     →SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト、デベロッパー - アソシエイト受験用。
    ④要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』
     →セキュリティ受験用。

    主に昼休みと帰りの通勤時間を利用して、日にちを空けて2~3周くらい読みました。
    巻末に模擬試験問題があり、不正解だったところは全問正解するまで繰り返し解きました。

    クラウドプラクティショナーやソリューションアーキテクト-アソシエイトは他にも何冊か
    参考書が出ていましたが、 最新の試験区分に対応していることが重要と考え、
    発売日が一番新しいものを選ぶようにしました。

    2.WEB問題集を解く(有料)
    アソシエイト3区分は①を、セキュリティは①と②を購入しました。

    ①AWS WEB問題集で学習しよう
     https://aws.koiwaclub.com/
     ※半年間全区分の問題を解き放題のプランで6480円。

    ②WHIZLABS
     https://www.whizlabs.com/login/
     ※1区分あたり2000円くらい。

    ①は昼休みと帰りの通勤時間を中心に、②は帰宅後の空き時間にパソコンで問題を解きました。
    (①はスマホで見やすく表示されますが、②は表示が崩れるなどいまいちでした)

    ①は本番の試験問題と全く同じものが数割程度出題されます。繰り返し解いて問題と解答を
    覚えれば確実に合格できると思います。(情報処理試験の過去問みたいなイメージです)
    注意点としては、ソリューションアーキテクトなどは古いバージョンの試験問題も含まれており、すべて解くのは 非効率で非常に時間がかかります。私は同サイトの合格体験記を参考に、
    80問目以降を解くようにしました。

    ①は試験区分によって問題数に差があり、セキュリティは100問程度しかないため②を併用
    しました。 英語サイトですがGoogle翻訳を使えばほぼ違和感なく読めるので、学習には
    全く問題ありません。
    (①よりも②の方が問題と解説は分かりやすかったです)
     こちらも不正解の問題は正解するまで繰り返し解くようにしました。

    ①②とも、解答にAWSのユーザーガイドのページがリンクされており、より詳しい説明を
    参照できるため、なるべくリンク先も読み理解を深めるようにしました。
     
    3.Udemyのハンズオンを受ける
    机上の知識だけでなく実際の操作も覚えたかったので、Udemyでは一部の模擬試験と
    ハンズオンを購入しました。

    ①この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集
    (7回分455問)
    ②AWS 認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト模擬試験問題集(全4回分260問)
    ③AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
    ④これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト ? アソシエイト試験突破講座
    (SAA-C02試験対応版)
    ⑤AWSで作るWEBアプリケーション 実践講座

    ①②は「2.WEB問題集を解く」で紹介したWEB問題集の①で事足りるため、購入しなくても
    良かったと思っています。
    ③④⑤はAWSでよく使うサービスをAWSのコンソール画面から選択・設定してWEBサイトを
    構築するといった内容です。
    どれも分かりやすくAWSの各サービスを理解する手助けになります。

 
    4.AWSのBlackBeltを読む
    AWSの各サービスをテーマとしたオンラインセミナーの資料と動画が公開されています。
    AWS サービス別資料
    https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/  

    試験分野ごとによく出題されるサービスについて、パワポの資料をざっと読みました。
    ピックアップすると、以下あたりを読みました。
     ・EC2
     ・S3
     ・EBS
     ・VPC
     ・RDS
     ・Aurora
     ・Lambda
     ・DynamoDB
     ・CloudWatch
     ・CloudTrail
     ・Config
     ・CloudFront
     ・Route 53
     ・Kinesis
     ・SNS
     ・SQS

    5.AWSの模擬試験を受ける
    問題数は20問で2000円かかりますが、認定試験に1つ合格するごとに1回の無料チケットが
    もらえます。クラウドプラクティショナーを模擬試験なしで合格し、他の区分で無料チケット
    を使って受けるのが良いと思います。
    ただし、本番と同じ問題が出るわけではなく、分かるのはスコアのみで問題ごとの正解/不正解
    が分からないため、受けなくても支障は無いかなと思います。
 
    6.その他
    Anki/Ankidroid
      ・PC版:https://apps.ankiweb.net/
      ・Android版:AnkiDroid

    学習する中で覚えておきたい用語が出てきたとき、このツールを利用しました。
    使い方は、用語の説明と用語を問題・解答として登録しておき、ツールを毎日起動して
    出題される問題に回答します。
    忘却曲線を踏まえた時間間隔で忘れかけたころに出題されるため、効率よく暗記すること
    ができます。
 

◆まとめ

    学習方法をいくつか書きましたが、アソシエイトまでの試験に最短で合格したい場合は
    「1.参考書を読む」「2.WEB問題集を解く」の①を繰り返し実施するのが
    最も効果的だと考えます。
 
 
    本資格は、現場での評価が高い割には合格までのハードルがそれほど高くないため、
    個人的にはとてもお得な資格だと思います。
    IPAの情報処理試験(基本情報、応用情報等)と比べても、以下の点で取得しやすいです。
     ・いつでも受験できる。
     ・問題は全て選択式で記述が不要。
     ・長文読解の問題は出題されない。
     ・試験時間が長く余裕があるため、時間を気にせず回答できる。
 
 
    複数の区分で似たような問題が出題されることもあり、1つの区分に合格すれば次はより
    少ない労力で合格できます。

    1つの区分だけで終わらせるのはもったいないので、ぜひ複数区分の取得にチャレンジする
    ことをおすすめしたいです。


 

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