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⌚ 2023/1/19 (Thu) 🔄 2024/3/20 (Wed)

【人間関係改善】話題のエニアグラムって何?会社員が実際に職場で活用してみた!

【人間関係改善】話題のエニアグラムって何?会社員が実際に職場で活用してみた!
ビジネス

人間関係をより良いものにするためには、自分/相手の苦手・得意を理解し「自分自身」がどういう人間なのか理解を深めることが重要です。

エニアグラム性格論を使うと、自分自身と他人を理解でき、スムーズなコミュニケーションに役立てることができます。

そこで、今回は「エニアグラムとは」という解説から人間関係の上手な構築の仕方について実例を踏まえながら書いていきたいと思います。

  • 人間関係や周りとのコミュニケーションに悩みを持っている方
  • コミュニケーションロスをなくして、チームワークを向上させたい方
  • 自分自身のことをより理解したい方

▼この記事を書いた人
サン・エム・システム(株)にて未経験の中途入社から早15年目に入った中堅社員。人材育成、スキル分析について勉強中!

自社サービス「G-COMPATH」の活用推進、販促を担当しています。

1.人間関係の悩みを解決するにはどうすればいい?

人間関係の悩みを解決するためにはまず、

「自分自身をよく理解する」ことから始めるのが重要なんですよ!

と強調して書いたのには理由があります。

職場の人や友人、家族など、暮らしの中で人間関係は不可欠なものとなっています。

十人十色といったように、一人ひとりが違う性格/個性/背景を持っているため、

合う合わないが発生することもあるでしょう。

私自身、コミュニケーションは得意なほうだと思っていたのですが、

どうにも「チャンネルが合わない人」がいて、

「どうして分からないのーー!!」とヤキモキすることがありました。

初めは相手が悪いかのように感じていたのですが、ふと疑問に思ったのです。

「なぜ特定の人とだけコミュニケーションロスが起きるのだろう」と。

そこで改めて私は「コミュニケーション術」を調べてみました。

調べてみると「コミュニケーション」においては、

自分でも気づきにくい「自分自身(=自分の本質)」が重要であり、

それを理解するとコミュニケーションがスムーズになることがわかってきました。

では、どの様に「自分の本質」を知り、どの様にコミュニケーションに活かしていけばよいのでしょうか

次の章からはそちらについて解説していきます。

2.自分の本質を知る

そもそも「自分の本質」ってなんだっけ。

実は「自分の本質」を理解できると、この様なことが分かります。

・客観的に見た自分の性格

・価値観

・得意なこと

・苦手なこと

これが分かると、自分の性格上、

「こういう展開になったらもめるぞ・・カッとなっちゃう・・一呼吸置こう・・」

「これは自分自身の苦手な状況になってきた・・素直にヘルプを頼もう」

という自己分析ができるようになります。

自己分析ができると、無理ないスタイルで、周りと円滑なコミュニケーションをとる方法が分かります。

その「自分の本質」を知るための手法として、着目したのが「エニアグラム」です。

最近、チームビルディングにも使われているという話をよく聞くので気になっていました。

3.エニアグラム性格論とは

3-1.エニアグラム性格論とは

エニアグラムを学術的に説明すると、日本エニアグラム学会では以下の様に記述されていました。

"エニアグラムは、人の性格を9つの類型でとらえています(性格類型論)。

類型論は、似ている性格をいくつかのタイプにくくり、

人の性格全体を網羅的にとらえようとします。

特性論は、人の特徴的な特性(例えば、社交性、積極性等)を

数量的に把握し客観化しやすいが、

類型論では数量的、解析的に説明しにくいところがあります。

しかしながら、ある人の性格の特徴を全体像として説明できるのでわかりやすく、

つかみやすいという利点があります。"

出典元:日本エニアグラム学会

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少しわかりにくいかと思いますので、実際に私が自身でエニアグラム診断を行った時のことを例にしながら解説していきます。

3-2.自身でエニアグラム診断を実際に行ってみて

エニアグラム性格論では人の思考や行動性を9タイプに分けて考えます。

エニアグラム診断を行うことで自分や他人がどのタイプに属しているかがわかります。

それぞれのタイプごとの思考や行動性については以下の表になります。

Enneagram-9type.png

私はどのタイプだろうと気になり 診断してみました。 

↓診断サイト(外部サイトを表示します) 

90問回答式チェック | 日本エニアグラム学会 (enneagram.ne.jp) 

結果は、タイプ7「楽天家」でした。 

楽天家って・・どういう人だ?と気になり、もっと詳しく掘ってみました。 

タイプ7 楽天家 

文字通り「楽天家」で、人生を楽しく明るく過ごしたいという人です。 

社交的で頭もよく、記憶力が抜群にいい傾向があります。 

多少の失敗は「ま、いっか」と流してしまう陽気さ、楽天性があります。 

強み:前向き、転換の速さ 

弱み:観察・分析力、目的意識 

 

すごく当たっています...。 

そうなんです、楽しいことや興味のあることにはものすごい行動力を発揮するのは、 

自分でも分かっていました。 

タイプ7は「今を生きる人」とも言われているので、 

まさに今起きていることをひたすら実行するのは早いのです。 

​​​​​​​ 

一方で苦手なことも再認識しました。 

タイプ7の傾向通り、私は分析したり目標や計画を立てるのがかなり苦手なのです。 

4.実際職場でエニアグラム性格論を活用てみ

4-1.チーム内でエニアグラム診断をしてみて

さてさて... 

実際に私が職場で所属しているチームで 

コミュニケーションロスを感じていたところを見直していきたいと考え、

さっそくチームメンバに診断していただきました。チームの人はなんのタイプだろうか...。 

結果は、以下のタイプが占めていました。 

 

タイプ5 観察者 

このタイプの人は事実に基づいて調査し、 

分析・理論・構造・原因の追究を行うことに喜びを感じます。 

学者、研究者タイプです。 

冷静で分析力に富みますが、他者との接触を求めない傾向があります。 

強み:観察、分析・理論家、客観力 

弱み:大胆な行動、対話力、共感力 

 

タイプ8 統率者 

このタイプは自己主張が強く、決断力があるリーダータイプです。 

度胸があり、大胆な行動がとれる傾向にありますが、同じタイプ同士は衝突しがちです。 

悪を憎み、人の尊厳を尊重したいと思う気持ちが強いです。 

強み:行動力、リーダーシップ、純粋さ、目的意識 

弱み:感情開示、悲しみ、全体調和 

 

ふむふむ、私の苦手領域の「分析」「観察」「目的意識」が 

同じチームの彼らにとっては「強み」であるぞ... 

 

これだ!! 

チャンネルが合わないと感じていたのは!! 

 

​​​​​​​振り返ると、確かにそりゃ合わないよなと思うシーンがありました。 

 

タイプ7(楽天家)の私は「現状」を素早く処理するのが得意なので 

未来のどの目的につながる話なのかを意識していません。 

​​​​​​ 

タイプ5(観察者)の人と話をするときは 

私が思いつきの話をしてもピンと来ないといった様子です。 

彼らは確かなデータを揃えていないと、本来、行動することに躊躇してしまいます。 

 

タイプ8(統率者)の人は、 

私が話をしていると「え、それ何の話?」と噛み合わないことがありました。 

そしてよく指摘を受けたのです。 

「手段先行で話しているから、なんのことを言ってるのか分からない」と。 

そう!タイプ8の彼らは目的意識が強いため、

話を受ける際にも「どの目的に対すること」なのか、という結論を 

先に話してほしい人が多いのです。 

 

こういったお互いの特性が分かると、 

コミュニケーションを取るうえで気を付けることが明確になるので 

より良い人間関係を築くことができるようになります。 

4-2.チームメンバのエニアグラム診断の結果を見て変わったこと 

【実際に気を付けたこと】 

■タイプ5(観察者)とのコミュニケーション 

・質問するときは論理的に! 

・主語をしっかり伝える! 

・話を逸らしたり、飛ばしたりしない
※「結局この人は何を言いたいのだろうか」となりがちだったため
 

​​​​​​ →上記を意識するまでは、打ち合わせをする際に、余談や余計な情報を出すと 

  混乱するなぁと感じるシーンが多かったです。 

  しかし、「なぜなら~~だから」と理由を伝え、目的に沿った情報を提供して 

  思考を促すことを心掛けるようになってから 

  会議などのやり取りがスムーズになったと感じています。 

 

■タイプ8(統率者)とのコミュニケーション 

・質問や報告は初めに「結論」を言う! 

・単刀直入に手短に話す! 

・回りくどい表現はNG! 

 →「自信がなさそう」に話をすると、相手がイライラしやすいと感じることがありました。 

  タイプ8(統率者)の人はエネルギー溢れる人。 

  話の内容もそうですが、話をしている本人の態度も気になるようです。 

  自分の考えは「自信をもって単刀直入」に話をするように心がけたら 

  相手を苛立たせることなくコミュニケーションが取れるようになってきました。 

 

上記のポイントを意識するようになったことで、 

意思疎通が以前よりもすんなりできるようになったと感じています。 

「どうして分からないのーー!!」となる回数は明らかに激減しました。 

 

なによりタイプ7(楽天家)の私は会話を楽しむ性質が強いので、ついつい無駄話をしてしまいがち。 

話が脱線しないように、無駄話を控えるようにしたことも、 

コミュニケーションの改善につながりました。 

スッと意思疎通ができるようになると、ストレスがなくて気持ちがいいですね。 

 

そして私自身、自分の特性を改めて認識することで、 

「自分はこういうことが苦手だから、サポートしてほしい」とヘルプを出しやすくなりました。

この記事のまとめ

エニアグラムを用いて、自分の本質と相手の本質の違いを認識し、 

チームとの関係性、コミュニケーションの取り方を見直すことで 

今よりもより良い人間関係にしていくことができます。 

また今回私が行った様な、

自他の本質理解をした上での行動の変化が、お互いにできるようになっていくと、

チームとして、組織としてコミュニケーションが活発化され、生産性もよくなると感じました。 

 

職場の人や友人、家族との人間関係をより良いものにしたいと考えている方は 

ぜひエニアグラム性格論を活用してみてください! 

サン・エム・システム(株)では、エニアグラム性格論を活用した

マネジメントサポートツールを展開しております。

自社の従業員のコミュニケーションロスの課題をお持ちの方は是非サービスの詳細情報をご確認ください。

人事マネジメントサポートツール Inc-Resu

参考

『日本エニアグラム学会』
『簡易タイプ診断』

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