⌚ 2021/6/ 7 (Mon) 🔄 2024/3/20 (Wed)
問題だけど時に笑える認識のずれ
どんな、IT技術も優れた画期的なシステムも、使うのは結局我々「人」です。
システムを利用するお客様と、サービスやシステムの提供をする私達SEとの間で、認識のずれが生じて問題となることも、しばしばございます。
かく言う私も、この業界に入るまで、「IT」ということばすらまともに分かっておりませんでした。
高校生くらいの時は、真面目に「それ」としか答えられないレベルでした。
IT業界に入って関わるようになった当初も、認識ずれは結構ありました。簡単に例を挙げると下記の通りです。お恥ずかしい限りですが。
- ・IT=それ(イット?)
- =InformationTechnology
=情報技術
→当時、周りの大人にポロっと聞いてみると、コンピュータやネットの「あれ」とか「それ」と言われ、感覚的だったので。PCやインターネット前提が言葉では分からず。ちゃんとした意味を聞いた後でも、言葉だけでなら郵便や鳩もあるのにと、あんまりしっくりきてません。
- ・PS2(ポート企画)=プレステ2(?)
- =PCの周辺機器接続端子の規格の1つ
→言い終わる前にキーボードで、先輩につつかれました。 これは、物自体は知ってましたが、PS2ポートという名前を知りませんでした。
- ・デフォルト=債務不履行(金融系のシステムなのか?)
- =初期値、既定値
→商業系の大学出身で、経済用語が最初に頭に浮かんでました。
挙げさせて頂いた中ではレベルの低いものから、いくつか、かいつまんだので分かりにくいかもしれませんが、私自身でこのようなことが起こる状況です。
そのため、現場でお客様に説明する際には、会話の中でITの認識を確認し、専門用語だらけにはならないように気を付けるようにしています。
それでも、自分で理解が中途半端であったりすると、難しい言葉のまま話してしまうことや、そもそものイメージが違うといったことが多々あります。
すぐに訂正や認識合わせができる程度の言葉の認識のずれなら、まだ良いのですが、下手をするとお客様と我々SEで構築するシステムのゴールすら違ってしまうこともあります。
特に、お客様と認識のずれを起こし、そのまま進んでしまうと手戻りや修正に絶大な費用や時間を追加で労することになります。
まとめ
以上のことから、ITに関する認識や知識量は、お客様によって様々であり、やり取りする際には、しっかりとお客様の持っているITに関する認識や知識に沿った用語の使い方や説明の仕方が、必要だと思います。
特に、ITに関してあまり詳しくないお客様には、なるべくお客様の日常に近づける会話や用語を用いることを心掛けることで、認識齟齬を減らし且つ円滑な関係を築いていくことが、できるのではないでしょうか。