⌚ 2020/11/30 (Mon) 🔄 2024/3/20 (Wed)
フェイクニュースについて
みなさん、今年は新型コロナウィルス感染症の影響もあり、
以前よりも新聞やTVニュース、ネットニュースをよく見るようになったのではないですか?
新型コロナウィルスの感染拡大を受け、様々な新しい情報が日々聞こえて来ますが、
その中には、真実ではない「フェイクニュース」も少なからずあります。
(4月のトイレットペーパー騒動もフェイクニュースの一つですね。)
中でも、「インターネット」は新聞やTVと比べて、「信憑性」はまだ高くはありません。
(「インターネットはフェイクニュースが多い」と思っている方も多いのではないですか?)
皆さんはインターネットから情報を得る際に、気を付けていることはありますか?
そのニュースの一次情報を見る?
同じ内容の別媒体のニュースと比べる?
様々な方法で真偽を確かめているかとは思いますが、
皆さんは、「情報」と「意見」を明確に分類して文章を読めていますか?
SNS等で拡散される情報は、この能力がないと情報を正しく認識できないと私は考えています。
正しい認識ができないと、誤解したまま情報を拡散し、「フェイクニュース」を生み出して
しまうかもしれません。
フェイクニュースの中には、初めから「嘘の情報」であるニュース以外にも、
「読者の誤認」によって後天的に「フェイクニュース」となってしまうものもあるのです。
新聞の「信憑性」が高いのはなぜでしょうか?
それは、新聞はほとんどが「情報」しか記載されていないため、
読み手の能力に依存せず、正しく「情報」が伝わるからです。
TVニュースの「信憑性」が高いのはなぜでしょうか?
それは、アナウンサーの話す「情報」とコメンテーターの話す「意見」が
明確に分けられているためです。
ではインターネットの情報はどうでしょうか?
SNS等で発信される情報は「情報」と「意見」が混在していませんか?
ニュースサイトで記載されている内容は「情報」と「意見」が混在していませんか?
上記等の文章を、正しく「分別」して読めていますか?
「論文の書き方」のような、文章を作る方法で最初に学ぶことがあります。
それは、『他人の考えたことと、自分の考えたことを明確に区別』することです。
SNSを使用している人々がすべて上記手法を理解して投稿しているわけではありません。
SNS利用者のほとんどは、「文章の素人」なのですから。
上記のような「情報」と「意見」が混在している文章を「誤解」して認識してしまい、
フェイクニュースとして拡散させてしまっているかもしれません。
皆さん、インターネットの情報を使用する際には、
ぜひ「情報」と「意見」を分けて読むよう努力してみてはどうでしょうか?
参 考
日本実業出版社:https://www.njg.co.jp/column/column-28580/
== S太 ==